映画「スクラップスクラッパー」概要

「スクラップ」は、スクラップブックなどの切り抜きという意味と、くず鉄や廃棄物という意味があります。
そして、「スクラッパー」は戦う人という意味です。このスクラップが映画の鍵になります。

映画のシチュエーションは、スクラップ工場。そこに訳あって出入りする人々。彼ら、彼女らは、一見くずや、廃棄物のようにダメな
人たち。そして、その人々の時間が切り抜かれていくと戦っている姿が描かれていく。

ダメな人たちの物語を1エピソードとして時間を切り抜き背景を描き、個々のストーリーが絡みあうことで1つの大きな物語が動いて、
ひとつの結末に向かっていきます。

■飯塚俊光監督「美人局、さゆり。」
美人局(つつもたせ)にひっかかったニート男子。お金が支払えない彼は美人局グループに連れ回さるはめに。しかし、彼は行動を共にしていくうちに美人局にほのかな恋心を頂くようになっていく・・・。美人局によってニート男子は変わるのか?美人局とニート男子の切ない恋物語。

■加瀬聡監督「V」
甲斐性ない、定職ない、だらしない中年の男。突然の余命宣告ー。旧友を募ってのバンド活動。これしか俺にはないんだよ。「勘違いだっていいじゃねえか。カッコつけたっていいじゃねえか」父ちゃんのこと見とけよっていう、そんなお話。

■草苅勲監督「to be or」
その男はどうしようもない孤独の中、生きることも死ぬこともうまくできないでいた。そんなある日、自分よりさらにどうしようもないクズな人間と出会う。そして男はその人間との共通点を発見してしまう。男は思う。こんな奴にはなりたくない。さあ男はどうするのか?

■羽生敏博監督「私の中の他人」
女がいた。罪深い女だ。その女は好意を寄せる男に協力を求め、ある計画を立てる。しかし、事態は最悪の展開となってしまうだろう。そして、女は懺悔することもままならず、罪を謳歌しはじめる。女は「孤独」を恐れる必要がなかった。なぜなら、彼女自らが孤独自体であったからだ。

■吉野耕平監督「ファミリーB」
つぶれかかった会社を再建するための資金援助と引き換えに、スクラップ置き場で「あるもの」を探すことになった2人。協調性なしのコンビが紆余曲折の末にたどりついたのは…。逃亡と追跡、過去と現在、記録と記憶がつながって浮かびあがる再会の物語。懸命になるほど滑稽になる。そして、真面目になるほど不真面目に見えてくる。小さな人間たちのマヌケで深刻な発掘エンターテインメント。

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